1.9Mhz用Whipの試作(CQ誌2003/3月号140頁&4月号136頁参照)
これらが、基本的なパーツです。総て手持ちの物で試作しました。
ペットボトルは、「CCレモン」の1.5Lの空き瓶です。
ボトルを貫通してるのは、塩ビパイプの「VP13」&継ぎ手。.
コイルは、φ0.9mmのホルマル線。エナメル線より対高温特性に優れてるもの。でも通常エナメル線とも呼ばれてるみたい。
ワイヤーは、最初φ0.75mmのビニール線。自動車用品の「エーモン社」のを使用。(後日、TOPエレメントは、別の物に交換した。トラブルシュート編参照)

各ワイヤーは、外し易い様に矢型ラグで接続するようにした。
ネジ類は、φ4mmのステンレス製。
スクリュー:ペットボトル:平ワッシャー:コイルのラグ:スプリングワッシャー:ナット:エレメントラグ:蝶ネジの順。
調整&テスト運用の様子
いつもの釣竿にセットした様子。ちょっとした風でも大きくしなります。
TOPヘビーなのでコイル部の重量をもう少し減らしたいところです。塩ビパイプを無くせば随分軽くなるかな?CQ誌のオリジナルみたいに7mの竿の方が良いのかも?
コイルより上のワイヤーは、約1.3m。これは約3cm切っただけで同調周波数が、約100khz位高くなり非常にクリチカルです。調整は、最終的にmm単位でワイヤーをカットしましたので参考数値的です。
コイルより下のワイヤーは、約7m。こちらは2m長くしても同調周波数が、10数khzしか変化しなくて非常にブロードな感じです。調べたところアンテナハンドブックの31〜32頁にも同じ事が書かれていました。
と言う事でちょっと調整すれば、10Mhzバンドとデュアルバンド化出来そうです。
給電部は、Mコネクタで直接同軸に繋いでいます。GND側はルーフサイド基台から車体のキャリア取り付け用のボルトにネジ止めしてあります。
気になる巻き数は94〜5回では、まだ巻き過ぎで1.7Mhz以下(BR200で測定不能範囲)に同調したのでカット&トライの調整後87回巻きになりました。さらにトップエレメントをカットしてバンド内に同調する様調整します。

この時、VSWRは一番下がって1.7位。
インピ-ダンスは、7〜80Ω前後となりました。
なんとかチューナー無しで運用出来そうですのでテスト運用開始!
自宅敷地内から数局とQSOして、後日、無謀にもリクエストのあった山県郡の高富町まで車を走らせる。
トラブルシュート編
トラブル:
50wでテスト運用中VSWRがふらついていたのだが、別の日いきなりSWRが上昇!アンテナを見上げると輪ゴムで付けていたトップワイヤーが垂れ下がっていた。訳が分らず???だったが、気を取り直して自己融着テープで付け直して見たら蛍のごとくモールス符号に合わせてアンテナ先端がオレンジ色に発光していたのだった。再度、竿を縮めて先端部を良く見てみるとビニール被覆が焼けて溶けていた。でも夜空バックのオレンジ発光は、きれいでしたよ。(^^;
φ0.75では、細くて先端部のQが高くなり過ぎたのかも?と後日、φ1.6mmのテフロン被覆線と交換してテスト運用し焼ける問題解決。
ただし共振点が、10Khz程上がってしまいSWRは、バンド外で下がった。(1.914〜1.919MhzでVSWR1.5以下)
長さは同じなので、たぶんワイヤーの被覆材質が変わり誘電率が変わった為と思うのですが?この調子なら再調整で使えそうです。
1.9075〜1.9120までは、SWR3程度なので手動アンテナチュ-ナー「AT−200」を併用すれば、問題なく運用できる様だがせっかくなので再調整するつもり。
コイル上側端子にキャパシティハットを増設するか?新しいワイヤーをカットし直すか?小コイルの増設か?迷うところです。
で、結局新しいワイヤーに交換する事にして再度調整してみました。切り過ぎた物が、1.265mだったので余裕を見て50mm足した1.315mでカットしたワイヤーを用意して、これを切っていきます。下の画像が、切りとったワイヤーです。これ位の割合でカットして1.270mとなり大体1.910Mhzに同調させました。

ついでにコイルをエポキシ接着剤で固定し、ボトムエレメントも10MhzBANDに同調させた物に交換して2バンドWhipになりました。エンドローディングタイプですが1.9Mhzを運用してる時は、10Mhzって国内スキップしちゃうんですよね。使い物になるかな?
気になる飛び具合:1.9MHZの場合。
20年程前、TS−520V(10w)+AT200&40m(1/4波長)のロングワイヤーでQSO出来無かった九州や北海道からも呼ばれたりしますのでこの長さ(1/16波長)なら充分素晴らしいと納得出来ます。さらにお互い5w運用ででも和歌山の局とQSO出来ました。
セットから運用開始まで10分掛からないのも楽で良いです。
平成15年5月3日 岐阜県益田郡馬瀬村での家族サービスキャンプの際、ちょっとだけJCGサービスで運用しました。
20:24から21:10の36分で4/5エリアを除く35局とQSO出来ました。RIGは、IC-706MK2G/50W改です。
車から伸びた釣竿に付いてるペットボトルが、周りの家族連れキャンパー(特に子供達)に「何々だろう?」と思われQSOの途中に質問されたりで大変でした。

車の上の方にうっすら白く見えるペットボトルが分りますか?
実際には、もっとはっきり分るので周りからは、結構怪しいらしいです。(^^;
でも、決められたサイト内(大体10m四方)からはみ出さないから文句は言われない筈?

←昼間の様子です。